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東京都のヒートアイランド現象 (暑くなる東京)
 

 

暑くなる東京

 

 東京の年平均気温は、過去100年で3.0℃の上昇がみられ、他の大都市の平均上昇気温2.4℃、中小規模の都市の平均上昇気温1℃に比べて大きな上昇です。

 気温上昇の原因には、地球温暖化の影響もありますが、ヒートアイランド現象を含む都市温暖化の傾向が、顕著に現れています。

 

 東京の年平均気温の推移

 

 

真夏日の増加

夏場の最高気温が30℃を超える日数をみると、近年の増加傾向が明らかです。特に90年代に入ってからは、35℃以上の日数も増加するなど、東京の夏は、ますます暑くなってきています。

30℃以上の時間数

資料:環境省HPより

 

熱帯夜の増加

熱帯夜(日最低気温が25℃より下がらない日)日数は、1970年代後半から確実に増加しています(単年でみると、2008(平成20)年は25日/年、2007(平成19)年は31日/年、2006(平成18)年は20日/年、2005(平成17)年は31日/年 、2004(平成16)年は41日/年)。夜間の気温上昇は、睡眠障害を引き起こすなど、都民の健康に直接悪影響を及ぼす問題です。

 東京の熱帯夜日数の推移

 

 

冬日の減少

 冬日(日最低気温が0℃未満の日)日数は、減少し続けています(単年でみると、2008(平成20)年は1日/年、2007(平成19)年は0日/年、2006(平成18)年は9日/年、2005(平成17)年は4日/年 、2004(平成16)年は0日/年)。冬季のの気温上昇は、感染症増加のリスク拡大など、都民の健康に影響を及ぼす問題です。

東京の冬日日数の推移

熱中症

ヒートアイランド現象は、熱中症[1]の発生にも影響を与えています。近年では、熱中症等による救急搬送人数が増加していますが、熱中症による死亡と真夏日・熱帯夜の日数に相関関係があるという研究も報告されています。  

[1]熱中症 : 熱けいれん、熱失神・日射病、熱疲労、熱射病などの総称で、一般的に暑い日の野外活動や体育館など、高温環境下で発症し、体温維持のための生理的反応より生じた失調状態から全身の臓器の機能不全に至るまでの連続的な病態

熱中症救急搬送者数

    熱中症に気をつけて!(熱中症予防)

エネルギー消費の増大

ヒートアイランド現象による温暖化は、空調使用の増大を招き、その排熱でヒートアイランド現象が更に進行します。

このように、東京はエネルギーの使用増大と熱汚染の悪循環に陥っています。空調用のエネルギー使用[2]は、今後10年間で最低でも30%増加するという試算もだされています。

[2]空調用のエネルギー使用:エネルギー経済研究所のデータをもとに試算すると、床面積当たりの冷房用エネルギー消費量は、過去10年間で、業務ビルでは約18%、住宅では約27%伸びている。

 

ビルの谷間における熱環境の問題

高層高密化が進む東京では、ビルの谷間(ストリートキャニオン)の環境が不快なものになりやすい。特に夏場は、ビルや自動車からの排熱、アスファルト舗装や建物表面の蓄熱などで、ビルの谷間の熱環境は悪化します。

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